「生命とは、性と食事だ」この映画を見て素直に感じた事です。
まずは主人公のジャンって男。
とにっっっっっっかく、チャランポランなんですよ。子供生ませた女と籍を入れず、豪華な食事・愛人囲い込み・バブリーな車でドライブと道楽の限りをつくして倒れ、この映画の冒頭に至ります。聖人君主からほど遠く、一般的に見ても
至極ナンパなフランス男なのですわ。
後ろ姿でもキレイと分かる奥さん。籍は入れて貰えてません。でも、だからこそ
見ていて共感する部分がスゲー多いんですよ。例えば…、
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見舞いに来た女性や看護婦が自分を覗き込んでくるシーン、胸の谷間が目の前にあるのに、何も出来ません。
アルファベットを朗読する言語療法士アンリエット(以下アン、美女)、そのセクシーに動く口元にムラムラするけど、何も出来ません。
物の飲み込み方を目の前でレクチャーしてくれる女性介護士、艶かしい舌の動きに欲情するけど、何も出来ません。
彼は言います、「拷問だ……」。
いやー笑った笑った^^;。そうだよなぁ、ツラいよなぁ。勿論自分の先行きを按じて落ち込んだり、優しくされて泣いたりするんだけど、実は彼のツラさが一番伝わってくるのはこーゆーシーンだったりするのです。人間らしくていいよなぁ。
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また、電話取り付けに来た工事屋がジャンを見て、「無言電話でもするつもりか?」と揶揄するシーンがあります。アンは怒り大爆発ですが、当のジャンはなんと大笑い。
「最高のジョークじゃないか、アンももっとウィットを勉強しないと。」
こんな状態でありながらもブラックジョークを笑える力。
その姿を見ていると、「命の源って何だろう?」と思わずにはいられないのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜そう!多分普通の映画だと、
「使命に目覚めた人」とか
「崇高なる人物」になっていくんだろうけど、この
「潜水服〜」は
最後までひとりの男、ジャン=ドミニク・ボビーのままで終わるのです。女好きで、チャランポランで、道楽しか考えてないヤサ男のままなのだ。
多分そこが、一番共感を呼ぶところなんじゃないかなぁ。妙な背伸びをしてないのですよ。ジャンは僕らの延長線上にいるんです。
………やがて彼はアンの必死の介護で、意志の伝達手段を得ます。体は動かなくても、
想像力を発揮させる事で自分は羽ばたける。そう知って、自らを憐れむ事をやめます。生きる力を取り戻すのです。
………………………が、じゃあ
当のジャンは何を想像していたのかはまた明日。スゲーぞ。
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特許商品なので、
ここじゃないと買えません。上のまろみ工房からも飛べます。
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