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まっきー@牧野晃洋(まろみ工房の主)

Author:まっきー@牧野晃洋(まろみ工房の主)
ルアー製作を趣味とする男。
趣味が嵩じて、オリジナルを世に送り出すことを決意。
その名も、まろみ工房
第一弾は「あかまる」。ズバリ、自信作!
モノ作りに燃えて突っ走る、埼玉在住のアングラーです。
「まろみ工房」本サイトにも、ぜひいらして下さい。
連絡先もそちらにあります。

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DATE: CATEGORY:映画
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だいぶ間が開いてスマン。続きです。
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ニューヨーク市民はこの映画に、9.11を重ねている節があります。
………じゃあ、現実の戦争を体験していない僕らが、彼等と近い思いを感じられる映画はないものか? 自分の知っている街で有り得ない事が起こる、そんな作品はないのか?
………ひとつだけ思い当たる節があります。
それは、「ガメラ3 イリス覚醒」。

ガメラ3京都01
平成ガメラ3作目。日本特撮のターニングポイント。

1999年公開のこの映画、最初は地元の映画館で鑑賞。見終わった直後に、こう思いました。
「もう一度、渋谷で見てみよう。」


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この映画、脚本は誉められたモンじゃありません。酷い出来です。破綻しまくりで最低の領域に入ると思います。
それでも、この映画を悪く言う事が出来ないのは、特撮映像の出来が圧倒的に良かったからなのです。クオリティも勿論なのですが、なんつーか………作り手側の持て余さんばかりのエネルギーが溢れ過ぎて、異様な迫力に満ちています。映像が脚本を凌駕しているという、大変珍しい現象の起きた作品です(※1)。

日本映画は「ガメラ3」を境にして、特撮映像のクオリティが一段違うステージに上がった事は、間違いありません。一般作は勿論、「日本沈没」も、「ローレライ」も、「戦国自衛隊」も「ガメラ3」あってこその作品です(※2)。
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この映画の舞台になった場所は主に2箇所、渋谷と京都。この2都市が乾布なきまで叩き壊されます。この映像が凄いのなんのって。例えば

ガメラ3渋谷06
宮益坂から駅方面に見下ろす位置。ガメラがゆっくりと横切る。


ガメラ3渋谷01
駅前広場に降り立つガメラ。


ガメラ3渋谷02
渋谷駅にてプラズマ火球発射直前、震える市民。


ガメラ3渋谷07
直後、燃え上がる渋谷駅。


ガメラ3渋谷05
この直後、爆風を受けるハチ公の姿あり。


ガメラ3渋谷04
パルコ上空にて爆散するギャオス。


ガメラ3渋谷03
焦土と化した渋谷。何故かNHK放送センターのみ無傷。


ガメラ3京都02
こちらは京都駅空中通路脇。押し合うガメラとイリス。
確認しにくいが、コンコースには逃げる市民の姿が。



この他にもセンター街を吹き抜ける爆風&巻き込まれる市民プラズマ火球の誤爆で吹っ飛ぶ109など、今見ても充分通用する衝撃的な映像が満載。それは正に知っている街がなす術なく崩壊する瞬間だったのです。だから是非ともそのお膝元で見たくなったのですな。
で、見ました。映画館を出ました。
一番最初に思った事は………

「街が…ある……」
「渋谷駅………ある………」

いやバカみたいっちゅーのは重々承知してますよ? 当たり前なのよ? 当たり前なんだけど、そう思うんですよ。だって、映画の中では渋谷は無くなってたんだぜ? 直後に同じ場所に立てば、クラクラするのは自然の摂理でしょ。


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で、落ち着くと、

「あ、丁度あの辺でギャオスがやられたのか。」
「109へのプラズマ火球は、あの辺りから撃たれたのか。」
「うわ、ここを爆風が吹き抜けたなら、大惨事だわ………。」


ガメラ3渋谷04
パルコの上だもん。想像し易いわな。

そして、リアルな大きさの怪獣が容易に想像出来たのです。駅の上の真っ暗な夜空に、居ないハズのガメラとギャオスが見えるのね。で、驚くワケです。あんなデカいもんが立っていたのかと………。今までどんな怪獣映画やウルトラマンを見ても味わえなかった感覚ですわ。

「ガメラ3」は映像の出来がそれまでと一線を画していたため、見た人が現実の街の中に巨大生物のリアルな姿を重ね、想像する事が出来た希有な作品です。目の前にある街が、怪獣の大きさを比較するための物差しになったのですわ。
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多分、ニューヨークで「クローバー〜」を見た人の感覚ってのは、これが一番近いんじゃないかと。知っている街が破壊の舞台になるって点では、自分の知りうる限りの極限だと思います。勿論、あっちは現実に街が破壊された記憶が残っており、この差はどうやったって埋められません。えーえー、そんな事は百も承知です。ちゃんと弁えております。


………なんかシメは「ガメラ3」の話が中心になってしまったけど、まぁいいか。感覚を説明するには一番良い例だと思うし。
あらためて「クローバーフィールド」見て損は無いです。面白いです。
で、もう少しその感覚を味わいたくなったなら、ガメラ3を見て渋谷(または京都)に行くのが意外とオススメ。
未来永劫残る映画ではないけど、今見るなら何かを感じ取れる。そして二度と同じ手は使えない、そんな映画でした。





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※1 樋口監督は作品を振り返って、こんな言葉を残しています。
「今までの怪獣は、背景だった。遠くで戦っているだけで、手前の人物の芝居とは切り離された位置にあった。でもガメラ3は、初めて怪獣が人間と同じ位置に立って芝居をする事が出来たんだ。この映画の特撮は、そういう事なんだ。」
至極納得です。偽り無い言葉です。だからこの映画を悪く言えないのです、僕は。

※2 映像だけ良くて脚本がグダグダなトコまでまったく同じ^^;。でも、明らかに日本映像史を塗り替えた「ガメラ3」だけは貴重だと思います。お世辞でなく、「ガメラ3」の渋谷崩壊は歴史に残る映像です。
………樋口監督、やっぱりあの人はメイン監督じゃなくて、あくまでも「特撮部門専門」監督であった方がいいと思うんだけどなぁ。


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はじめまして。

 こんにちは。突然のコメント恐れ入ります。
 私は、「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。映画ガメラに関する情報収集Blogを更新しており、こちらの記事にはガメラの検索から参りました。
 拙Blogでは従来より、ガメラに付いての論考記事をまとめておりまして、この度5月26日付けの下記TBの更新中にて、こちらの記事をご紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上しました。
(クローバーフィールドの記事としては筋違いの引用となりますが)差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
 長文ご無礼致しました。それではこれにて失礼します。

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ガメラ:平成(金子)版視聴記 2008/05/26


 本項では、金子・樋口コンビによる所謂「ガメラ平成三部作」の視聴記をまとめております。 前回の「平成(金子)版視聴記 2008/05/19」には、こちらから。  G?視聴記。 日記の日付から、前回ご紹介分の視聴記かもしれません。 『サトゥの死ぬまでシネマ。』 http://pl...



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