アメリカの料理って、なんであんなにマズそうに見えるんでしょう?盛り付けもへったくれもない、濃い味付けをされた何かのカタマリが
ボンッボンッボンッ!って乗っかったデカい皿(しかもちょっとくたびれている)。そこに流し込まれる、もはや
スプラッタの血と見分けがつかないドロッドロのバーベキューソース。つけ合わせはこれまた油と塩がたっぷりのフライドポテト………ところが、バラバラではちーとも魅力的に見えないこれらが、全部合わさるとソコソコ食えるモノになるんだわ。
「プラネットテラーinグラインドハウス」、ホントこんな感じの映画です。
「グラインドハウスコンセプト」とは昔の劇場ムービーの雰囲気の再現の事。詳細はWikiにリンク貼るので、こっちでご確認を。
リンク→
グラインドハウス(Wiki)で、今回はタランティーノの
「デスプルーフ」、そして今回取り上げるロドリゲスの
「プラネットテラー」が製作されたのです。
ロドちゃんお待たせ。やっと書いたよ。米軍の開発した謎の新薬によって民衆がゾンビ化したアメリカの片田舎。足を食いちぎられたゴーゴーダンサーのチェリーは、奪われた
足の代わりに自動小銃を取り付け、元恋人の解体屋レイと成りゆきで得た仲間たちと共に、この未曾有の危機に立ち向かう!…というお話。
展開的には最初に書いた通り。
グチャグチャ、ジョロジョロのホラーであり、もう
ネチョネチョのバフバフです。手加減なしで砕け散る人間やゾンビを描き、いやらしいシーンは徹底的にイヤラしく、んでアクションとなればあらゆるモノをブチ壊して前進する!てな感じです。
暴力・鮮血・エロ、そして
爽快感。
「こんなモン全部混ぜたら食えたもんじゃねーよ」という要素を奇跡のバランスでもって、ちゃんと食べられる(しかも
ヤバい中毒性がある)料理に仕上げた映画です。
ハイ、普通の人には絶対お勧め出来ません。でも、
「ゲテモノも辞さない」とか
「この食い合わせを試してみたい」と少しでも思った方なら、一度見てみてもいいんんじゃなかな?…と思います。
また今回は先程書いた4要素
(暴力・鮮血・エロ・爽快感)が、すーごく
汚らしいのです。でもこの汚さが逆にいい味しているというか………。
汚いけど、繊細、荒削りではないんです。見た目には気を使ってないけど、すーごく手間をかけた一品になっているのですわ。
これが熟練の技というのでしょうか。
汚さすら利用している、そんな映画でした。
………あの、念のため書いておきますけど、
僕、誉めてますからね^^;。面白かったんですよ。でもこれを「感動した」とか「涙が止まりません」なんて書いたら絶対ウソです。こーゆー書き方こそが、最良のホメ言葉だと思います。「未来予想図」に払うカネがあるならこっち見に行け!
ただしこの料理、たまに喰うなら良いです。非常に美味しく召し上がれます。が、
こんなモンばっか喰ってたらメタボ一直線、味覚と体を壊します^^;。気分が盛り上がった時に一気にガッつく! これがこの映画の正しい見方です
(※1)。
(余談)
「デスプルーフ」と「プラネットテラー」は本来、2本立ての映画です。日本では限定でセット上映もやりましたが、基本は未公開シーンを追加して、ひとつずつバラ売りで上映してます。でね、実はこの2作品、
こっそりと世界観がリンクしています。それが分かる演出が
「プラネットテラー」にはあるので、もしDVDが出たとしたら
「プルーフ」→「テラー」の順に見る事をお勧めします。こーゆーのってお遊びみたいなもんだけど、密かに嬉しかったりするのよね^^。
上記の通り、僕は「デスプルーフ」も見ているので、気が向いたら書くかもしれません。
※1 今回料理に例えたのは、中盤までの舞台がバ−ベキュー屋になっている事から。本当にバーベキューソースも出てくるんだけど、これがまー上記の通りのきったな〜いソースでして。
意識しての演出だとは思いますが。ソースと鮮血の見分けがつかないような色合いになってます^^;。
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